お知らせ
食肉加工研究会「黒毛和牛の付加価値商品」
平成17年度 食肉加工研究会
座談会
「地域特産物を消費者に美味しいと思わせるためのオリジナル商品販売作戦」
~黒毛和牛の付加価値商品の販売事例~
平成17年10月4日(火)
会場:オホーツク圏地域食品加工技術センター
平成17年10月4日(火)、当センターにおいて「食肉加工研究会」が行われました。「地域特産物を消費者に美味しいと思わせるためのオリジナル商品販売作戦」と題し、講師には白老町の有限会社ウエムラ牧場 (所在地:白老町)から、社長 上村篤正氏をお招きし、同牧場で生産される黒毛和牛の付加価値商品の販売事例をご紹介いただきました。
白老町は黒毛和牛の繁殖雌牛を飼育する「親牛の里」として、高級ブランド牛(神戸、飛騨、米沢など)の子牛を多く産出します。このなかで同社は、黒毛和牛の改良、繁殖、肥育の一貫生産に取り組んでおり、最高級の格付けは「白老和牛」の銘柄で、次点のものは「上村和牛」として、精肉に不向きな部位は燻製などの付加価値商品として販売しています。
「製造工程は、とても単純ですから誰にでも出来ますよ。」と謙遜する社長ですが、オリジナル商品に「しらおい和牛工房」の商標を表示し、阪急デパートや丸井今井、東急などに納入する実績の裏には、付加価値商品の企画と販売戦略があると言います。消費者に美味しいと思わせるノウハウも含め情報提供していただきました。
黒毛和牛の改良、繁殖、肥育の一貫生産および養鶏業。食肉および食肉加工品の販売(白老和牛、ビーフジャーキー、ベーコン、ハンバーグ)。平成15年12月加工場創業。平成16年毎日農業記録賞・農林水産大臣賞受賞。